型を守る。型から離れる。

平成29年12月9日、第一回目の太陽印刷社員研修が有限会社ゼロテック谷口社長を招いて三木町防災センターにて行われました。プロとしての心構えや、機械の扱い方、清掃の重要性、室内の気温や湿度の調整の大切さ等、改めていろいろ勉強させていただきました。講義で感じたことは、「印刷は単なるコピーではない」ということです。インクや紙は気温や湿度といった「外界」の影響を多分に受けています。ということは、その日その日、その時その時によってわずかながら一枚一枚違ってくる。そんな微調整をしながらものづくりをするということは非常にアナログな事です。印刷の場合そのズレを合わせていくことを「見当を合わす」と言いますが、ズレや濃さ、色合いを合わしながら見本に近づけていく。理想に近づけていく。印刷のみならず、何事も「見込」や「目安」、「見当」といった型が必要です。警察も「犯人の見当」を付けなくては捜査が進みませんし、自動車の運転も「目的地(目安)」を決めてルートを設定しなければ効率が悪い。しかし、ちゃんとした決まった「型」がある事(物)を前提として、あえて「くずす」とった事も起こりえます。元となるフォーマルなものがきちっとしていれば、くずすこと(カジュアル)も様になり、文化にもなり、もっと言うと発明にもつながります。日本の文字である「仮名」も中国から来たフォーマルな「漢字」をくずしたものですし、APPLEは、「ipod」「iphone」「ipad」と横に滑らせて商品展開をし、ソニーは、録音機の技術屋なのに録音機能のない「ウォークマン」を作りヒットさせました。任天堂は業務用のアーケードゲームからボタン付コントローラーを外に引っ張り出しファミコンを作りました。全てちょっとした発想を活かし、型からずれることを恐れなかった。型を外すと「型破り」が芸になる。年末だったか年始だったか、「芸能人格付けチェック」という番組で百戦錬磨のGACKT氏が、アマチュアの和楽器サークル「関東学生三曲連盟」とプロの和楽器集団「日本音楽集団」、どちらが本物のプロの演奏かということを目隠しで聞き当てました。氏いわく、「和楽器の演奏で一番大切なのは“阿吽(あうん)”と“ずらし”。キャリアの長いプロの演奏家はずらしを独特の呼吸でやる」そうです。う〜ん、何かくずしたり、ずらしたりしてみたくなってきましたよ。ただ、ダメージジーンズもオシャレならいいですよ。オシャレなら。
竹内
laboimg2018.12

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